最近のワーホリ情報を見ていると、「農場で稼いで貯金して帰国」「現地で月◯万円稼いだ」という話があふれている。でも、私の時代はそういう感覚ではなかった。
お金を稼ぎに行く、というより、日本を一度出てみたかった。それだけだった。
25年前、ワーホリは「逃げ場」に近かった
当時の私にとってワーホリは、キャリアアップでも資産形成でもなかった。仕事も人生も「なんか違う」と感じていた20代が、とにかく環境を変えたくて選んだ手段でした。
周りにワーホリ経験者はほとんどいなかったし、情報もいまほど多くなかった。SNSもない。現地で何があるかも、行ってみるまでわからない時代だった。
仕事はフードコートの日本食レストラン
現地での仕事は、フードコートの日本食レストラン。注文を受けて、料理を渡して、片付ける。英語がまだおぼつかない中で、体で覚えていく日々でした。
給料は生活費の足し、くらいの感覚。「これで貯金しよう」とは最初から思っていなかった。稼ぐことより、毎日なんとか生き延びることに必死だったと思います。
今の感覚で言えば「コスパが悪い」かもしれない。でもあの頃は、お金より先に「自分が知らない世界を見たい」という気持ちの方がずっと大きかった。
生活費は高かったけれど、それも含めてリアルだった
物価の高さには正直驚きました。外食すれば一食でかなりの出費になるし、シェアハウスの家賃だって安くはなかった。働いた分がそのまま生活費に消えていく感覚は、日本にいたときとは全然違いました。
でもそれが「海外で生きるということ」を、体でわかった最初の経験だったと思います。
稼げなかったけれど、後悔はしていない
帰国したとき、貯金はほぼなかった。キャリアに活かせるものも、特に持って帰れなかった。
それでも、あの1年は今の自分に確実につながっています。「どこでもなんとかなる」という感覚。日本の外に出て初めて見えた、自分が当たり前だと思っていたことの多さ。そういうものが、後の転職や副業を考えるときの、静かな土台になっている気がしています。
いま「ワーホリで稼ぐ」を考えている人へ
25年前と今では、ワーホリの使い方が変わったと思います。情報もツールも、当時とは比べものにならないほど充実している。稼ぐことを目的にするなら、今の方がずっとやりやすいはずです。
でも一つだけ言えることがある。どの時代に行っても、「お金以外に何を持って帰るか」を考えておくと、きっと後悔が少ない。
私はお金を持って帰れなかった。でも、それ以外のものを持って帰れた。そう思えているから、25年たった今でも、あの選択を後悔していません。
まとめ:25年前のワーホリで気づいたこと
- 稼ぐことより「知らない世界を見たい」という気持ちで行った
- お金は残らなかったけれど、「どこでもなんとかなる」感覚を得た
- 「お金以外に何を持って帰るか」を考えておくと後悔が少ない



コメント